私の制作しているカタログは毎週ユーザーの家庭へ配達される通販系のもので、その週は特別セール週ということで、紙面に掲載する価格表示のデザインをセール仕様に変更することになりました。特別デザインは特集ページとそれ以外の2種類用意されていました。そしてチームのOさん(25歳)からその説明がありました。その時のやりとりが超むかついたので記します。
O「今週の価格表示はデザインが変わるので注意してくださいねー」
私「僕の関係するページは特集以外のほうですね。」
O「はい、特集の方は関係ないので、気にしなくていいですよー」
私「わかりました(次あってもいいようにやり方をメモしておこう)」
翌週も特別セール週でしたが、私の担当ページは該当しませんでした。
さらにその翌週、私は特集ページを担当していて、また特別セールの週でした。
私「Oさん、原稿チェックお願いします」
O(私の原稿を一瞥するなり)「ちょっとペンもって、来てください」
私「はい、なにか間違ってましたか」
O「別紙が足りないんだけど」
私「え」
O「必要なものがありませんよね。説明したよね。」
私「いや、前と同じようにやってますけど」
O「特集ページは前とは違いますよね」
私「そう言われてみればそうでした。」
O「特集ページとそれ以外のページの違いはなんですか?」
Oさんの剣幕に押され、席に戻り、特集ページとそれ以外のページの違いを探しているうちにふと、「あれ、ここって前に気にしなくていいっていってたよな。つまり俺は、やり方を知らないんだから、教えてもらう必要がある。」ということに気づきました。気にしなくていいといったということにはあえて触れずに「分からないので教えてください」と教えを請いました。するとOさんは「もう3回目ですよね!なんでメモしてないんですか!」というではないですか!その瞬間、私の頭のなかで「ブチッ」となにかが弾けました。そしてもう一度、「すみません、分からないので教えてください」と冷静に言いながらも、キレたい衝動を抑えるのに必死でした。しかし私は自分の感情をコントロールし「特集ページの価格デザインの変更の仕方」を新たに覚えることができたことに達成感を感じてもいました。もしかして、気にしなくていいといわれた時に、一緒に説明をしてもらっていれば、よかったのではないだろうか。そう思い直してみると、これまで自分に関係ないことはインプットしないようにする癖がついていたことに改めて気づかされました。その仕事に習熟していればそれでもいいですが、ここでは私はまだ未経験もいいところの新人レベル。自分の驕りを恥じるとともに、新しい仕事を覚える心構えのようなものを再認識したのでした。ただ、言い方ってあるよな。。
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