それはいつも突然やってくる。こちらの状況にお構いなく・・・
N「●●ページの入稿原稿控えを開いてください」
(今作業しているとこなんだけどな、チームメンバーとはいえ、発注元の人だから無下にもできないか)
私「(とりあえず作業は中断だな)はい、開きました」
N「どこかおかしくないですか?」
私「はい?」
(またこの言い方だよ、どこがおかしいのか指摘してくれよ)
私「ああ、分かりました。●●が間違ってますね。修正原稿入れますね」
N「そうですね。前に言いましたよね。そこは他とは指示内容が違うって。」
私「すみません、これは私のミスですね。」
N「私の方で修正しておいたので大丈夫です。」
私「すみませんっ、ありがとうございましたーー」
このどこが間違っているのかあえて言わないというマウントが、発注元メンバーの常套パターンです。このやり口を考えなしに立場の弱い人間に行うと、パワハラになりかねません。どこが間違っているか分からないから、間違えてしまったのであって、それを改めて探せと言われても困るわけです。
愛を持って、こういえばきっと気づいてくれるはずだということでもなく、単にキツく当たることが、指導だと勘違いしている人は世の中に結構います。
自分が言われたら、されたらという想像力が欠落しているために、そのような振る舞いが平気でやれてしまうのです。最初はこのマウントにボコボコにされる(どんなに理不尽だろうがいいなりになるしかない)ことが多かったのですが、最近、ようやく自分でも素早くミスに気づくことができるようになり、即座に対応できるようになりました。
この感覚はゲームの戦闘力が上がったときに少し似ています。そして、そういった人を反面教師にして周りの人に接していくことを意識するようにもなりました。
言い古された言葉ですが、人のふり見て我がふり直せ、とはよく言ったものです。
あと、リスク管理は自己にも適用できると思うのです。例えば、リスクには回避と受容がありますが、ミスをしてしまったらどのように対処するか(リスクの受容)?
私が意識しているのは、ミスを指摘する相手の目線になることです。そうすることでミスをした自身を客観視できるので、さらっとミスを認め、相手が受け入れやすい対処方法を選択する余裕が生まれます。いうなれば合気道の所作に近いかもしれません。
結局、攻撃してくる相手の懐に飛び込んで、相手の思考をミラーリング(寄り添う)することで、誠実な態度を示すことができるわけです。これをせずに、相手との間に壁を作ってしまうと、遺恨を残すことになるので、注意しなければなりません。
今日のルール:ミスったときは、相手の思考をミラーリングしつつ、懐に飛び込もう
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